ちゅらさん2

国仲涼子、田中好子、堺正章、小橋賢児、菅野美穂、真野響子、平良とみ、ゴリ、谷隼人、山本學、香川京子 ほか

恵里（国仲）は、夫・文也（小橋）と息子・和也（鈴木）と共に、沖縄の小浜島で「島の保健室」を開いている。幸福に暮らす恵里だが、文也が東京で地域医療を学びたいと望んでいることを知る。恵里は一緒に上京しようと考えるが、和也のことを思うと踏み切れない。東京の一風館では、相変わらず島田（北村）とみづえ（丹阿弥）ら三組の夫婦と、メルヘン作家真理亜（菅野）の暮らしが続いていた。そんな矢先恵里は、祥子（山口）から呼ばれ古波蔵家を訪ねる。祥子は夫の恵達（山田）が、音楽を諦めようとしているのではと悩んでいた。家族で話しあう中、勝子（田中）は恵文（堺）の怠け癖を責め、なぜか恵里・勝子・祥子・おばぁ（平良）の女組対、恵文・恵達の男組の構図が出来てしまう。

男組と女組に分かれた古波蔵家。女組を迎えた一風館では、真理亜や容子も加わって女同士のおしゃべりで盛り上がる。また、恵里は文也の母・静子（真野）を訪ね、文也の東京で学びたいという望みについて相談する。一方、那覇に取り残された男組は、男達だけで楽しくやろうと、小浜島の文也の元、ビーチパーティーで盛り上がる。それを知った勝子は恵文を一喝、祥子と恵達は仲直りし、男三人と共に、おばぁも上京することになった。翌日恵里は、かつての勤め先北栄総合病院の、「訪問看護科」に移った奈々子を訪ね、訪問看護の現場を見せてもらうことになった。自宅療養する患者を看護する奈々子の仕事振りを見た恵里は、何かに打たれたように感激する。

新城（谷）が実の父だと知り、恵里の兄、恵尚（ゴリ）は大きな衝撃を受ける。恵文は恵尚と妻の奈々子・恵里・恵達を連れて、改めて新城に会いにいく。勝子に対する新城の不実を責める恵尚だが、逆に恵文は「自分が勝子と結婚し、子供たちの父となれたのはあなたのおかげです」と礼を言う。一方、恵達はかつてのプロデューサー我那覇（川平）や、音楽の師ジョージ我那覇（鮎川）に会い、音楽への思いを新たにする。祥子も看護師として復帰を決め、二人は再び東京へ。小浜に戻ってからも、訪問看護が気にかかっている恵里は、東京でもう一度学び直したいと文也に打ち明ける。自らも東京で医師として学び直すつもりだった文也と、恵里、和也の３人は、小浜島を後にするのだった。

訪問看護の勉強がしたい恵里。地域医療を学びたい文也。音楽に挑戦したい恵達と、支えたい祥子。それぞれの思いが詰まった東京での生活が再び始まった。恵里は奈々子が勤務する北栄総合病院・訪問看護科に再就職し、心臓を病んでいる紺野真知子（香川）の家に通うことになる。ところが、紺野家では、恵里が訪れると必ず、真知子の夫・渉（山本）が外出してしまう。訪問看護は家族の協力があってのものだと考える恵里はそんな渉の行動が理解できない。ある日恵里は、またしても外出しようとしていた渉に思わず、「手伝わなくても良いから一緒にいて欲しい」と言ってしまう。数日後、病院に真知子から電話がかかってきた。恵里を自分の担当から変えてほしいというのだ・・・。